Memberメンバー紹介
弁護士(知財エキスパートパートナー) 弁理士大鷹 一郎Otaka Ichiro
所属弁護士会:東京弁護士会
1983年4月に判事補に任官して以来、裁判所及び法務省民事局で40年間勤務し、様々な職務を経験した。特に、知的財産高等裁判所の創設時からビジネス・コートへの移転を経た後の退官時まで、知的財産高等裁判所及び東京地方裁判所知的財産権部で、16年間にわたりほぼ継続して知的財産権訴訟を担当してきた。この間に培った知識及び経験を活かして、特許出願から権利化、和解交渉、訴訟に至るまでの手続、商標・意匠事案、著作権事案、企業ノウハウや顧客情報等の営業秘密保護に係る不正競争事案など知的財産一般について、訴訟になった場合の見通し・帰趨の予測を踏まえた、ユーザー目線を視座においた知財アドバイザリーサービスを提供する。
1981年3月 | 早稲田大学法学部卒業 |
---|---|
1983年4月 | 判事補(東京地方裁判所、旭川地方・家庭裁判所、最高裁民事局で勤務) |
1992年4月 | 判事(札幌地方・家庭裁判所、京都地方裁判所、東京地方裁判所で勤務) |
1998年6月 | 法務省民事局第ニ課長 |
2001年1月 | 判事(東京地方裁判所、大阪高等裁判所で勤務) |
2003年9月 | 大阪地方裁判所部総括判事 |
2005年4月 | 知的財産高等裁判所判事 |
2008年4月 | 東京地方裁判所部総括判事(知的財産権部) |
2013年4月 | 知的財産高等裁判所判事 |
2016年3月 | 大津地方・家庭裁判所長 |
2018年5月 | 知的財産高等裁判所部総括判事 |
2020年10月 | 知的財産高等裁判所長 |
2023年6月 | 定年退官 |
2023年7月 | 東京弁護士会登録、当事務所入所 |
2023年9月 | 弁理士登録 |
主な対応業種
知的財産関連業種全般
主な業務分野
- 訴訟対応・紛争処理(民事訴訟、仲裁その他裁判外紛争処理手続)/知的財産・情報(特許権、商標権、意匠権、著作権その他知的財産権、個人情報保護その他情報管理、IT・テレコム)/国際業務(国際仲裁、契約書作成・審査)/競争法(独占禁止法、不競法)
主な活動
2006年4月~2010年10月 | 新司法試験考査委員(知的財産法担当) |
---|---|
2020年4月~2023年5月 | 日本司法支援センター評価委員 |
2023年12月~ | 産業構造審議会知的財産分科会・特許制度小委員会・審査基準専門委員会ワーキンググループ座長 |
2024年4月~ | 侵害判定諮問調査員(経済産業省) |
執筆した書籍
執筆した雑誌記事
- 「発明の進歩性の判断における「効果」に関する考察」(月刊パテントVol.77 (2024年6月号)(日本弁理士会) / 2024年)
- 「損害額の算定に関する四つの大合議判決~特許法102条2項の適用要件と同条3項の併用適用~」(Law & Technology No.101(民事法研究会) / 2023年)
- 「「国際知財司法シンポジウム2022」の開催報告」(判例秘書ジャーナル / 2023年)
- 「知的財産権訴訟と本誌の歩み」(Law & Technology No.100(民事法研究会) / 2023年)
- 「「国際知財司法シンポジウム2022」の概要報告」(判例タイムズ1507号(判例タイムズ社) / 2023年)
- 「ビジネス・コート誕生~新たなビジネス関連訴訟の拠点」(NBL 1229号(商事法務) / 2022年)
- 「「国際知財司法シンポジウム2021」の概要報告」(判例タイムズ1494号(判例タイムズ社) / 2022年)
- 「使用による識別力の獲得〔あずきバー事件〕」(商標・意匠・不正競争判例百選 第2版(有斐閣) / 2020年)
- 「発明の実施である事業[地球儀型トランジスターラジオ意匠事件]」(特許判例百選 第5版(有斐閣) / 2019年)
- 「特許権侵害訴訟の審理における計算鑑定の最近の実情」(Law & Technology No.67(民事法研究会) / 2015年)
- 「公用の意義-ブラニュート顆粒事件」(特許判例百選 第4版(有斐閣) / 2012年)